振動センサーの製品一覧・特長

特長1:ISO10816/ISO20816に準拠、低速回転機器の低周波振動測定に最適

エプソンの振動センサーは、機械的振動の測定と分類の手順とガイドラインを定めたISO10816/ISO20816に準拠し、速度・変位をデジタル出力する3軸振動センサーです。

特長2:3軸同時検出によって、振動を漏れなく検出することが可能

一般的にモーター等が発生する振動は、振動の大きさや向きを見た目で判断することは困難です。また、振動の大きさや向きは機器毎に異なります。したがって、1軸しか振動を検知できないセンサーでは、本来検知するべき振動を計測できない可能性があります。
エプソンの振動センサーは、特性がそろった検出素子を3個搭載しており、これらを並列で処理しています。このため精密に位相の揃った3軸データを取得することが可能です。機器から生じる振動を漏れなく検知でき、更に位相情報も活用したより高度な振動解析にも適しています。

特長3:デジタルデータ値の出力により、PCからのセンサー制御が可能

エプソンの振動センサーは、測定データをデジタル値で出力します。汎用のI/Fボードやユニットを介してPCに直接接続し、PCからセンサーを制御することが可能です。任意のプログラミング環境を用いてセンサーシステムの構築、又は既存システムへのアドオンを行うことができます。アナログセンサーの場合は、PLCのA/DユニットまたはA/Dコンバーターを介してPCに接続しますので、データを扱う専用ソフトは存在する一方、既存システムへのカスタマイズやアドオンは困難です。

特長4:高分解能・広い検出範囲

エプソンの振動センサーは、広い検出範囲と分解能・正確さが特長です。モーター等の機器は、動作開始、定常運転、停止のタイミングで微振動から強い振動まで様々な振動が生じるため、振動センサーには微振動を検出できる分解能と、強い振動をカバーする、広い検出範囲が必要となります。
一般の振動センサーは、分解能と検出範囲がトレードオフの関係にあり、どちらかを犠牲にしなければなりませんが、エプソンの振動センサーは、水晶振動子を用いた独自の検出原理により、高い分解能と広い検出範囲を両立しています。一般的な アナログの振動センサーは測定値に最大10%の誤差を含みますが、エプソンの振動センサーの誤差は1%未満となります。

特長5:スリムなシステム構成で振動測定・解析が可能

エプソンの振動センサーは小型で、アナログセンサーとは異なりPLCのA/Dユニット又はA/Dコンバーターが不要です。
そのため、システムのトータルコストにおいてメリットのある振動測定、振動解析が可能です。

特長6:防水・防塵ユニット

M-A542は、M-A342を内蔵しIP67相当の防水、防塵性備えた加速度センサーです。屋外設置などの厳しい環境での使用に適しています。

振動センサーのラインアップ

製品名 ブリーフシート 外形サイズ
[mm]
重さ
[g]
タイプ I/F 検出軸 出力物理量 ダイナミックレンジ ノイズ密度
速度:[(mm/s)/√Hz, rms]
変位:[mm/√Hz, rms]
バイアス
温度誤差
[mG]
バイアス
再現性
[mG]
周波数
測定範囲
[Hz]
消費電流
[mA]
電源電圧
[V]
動作温度
範囲
[℃]
材質 ホストコネクター
M-A342VD10 pdf M-A342VD10
48×24×16
25 組込み用 SPI/UART 3 速度/変位 速度 : ±100 mm/s
変位 : ±200 mm
速度:1.4 x 10-4 (200~1000Hz)
変位:0.7 x 10-5 (1~100Hz)
- - 速度 : 10~1,000
変位 : 1~100
29 @3.3 V 3.15~3.45 -30~+85 アルミダイカスト レセプタクルコネクター(1.00mm)
M-A542VR10 pdf M-A542VR10
65×60×30
128 IP67対応
(防水・防塵)
RS422 3 速度/変位 速度 : ±100 mm/s
変位 : ±200 mm
速度:1.4 x 10-4 (200~1000Hz)
変位:0.7 x 10-5 (1~100Hz)
- - 速度 : 10~1,000
変位 : 1~100
51 @12 V 9~32 -30~+70 アルミダイカスト M12 丸型コネクタ 8pin-female