FAQ

RA4803SA

QVLFビット(Voltage Low Flag)が1になる条件を教えてください。

以下の3つの条件です。

  • (1) 初期電源投入時。
  • (2) 衝撃や電圧低下で内蔵の水晶発振が約10ms以上停止した場合。(電圧監視ではありません)
  • (3) VDDのtF,tRが弊社規定(マニュアル記載)よりも早いときにセットされる場合があります。

Q温度補償時間を選択できるようになっていますが長くすることによって消費電流は変わりますか?

3Vでご使用の場合の計算値は以下の通りとなります。IDD2=IDD8+IDD10÷(1000×補償間隔)

  • 0.5秒・・・0.93uA typ.
  • 2.0秒・・・0.758uA typ.
  • 10秒・・・0.712uA typ.
  • 30秒・・・0.704uA typ.

Q分単位でタイマを使用すると初回動作時は1分よりも早いタイミングで出力されます。 この原因について教えてください。

分単位のタイマは内部の時計機能の分桁更新を利用しているため初回動作のタイミングは1分よりも早く出力されます。例えば内部計時が40秒のときに"1分後"のタイマ設定した場合約20秒後に分桁が更新されてタイマ割込みが発生します。

Q連続読み出しにおいて、時刻リード中に桁上げが発生することにより誤った時刻を読み込む懸念はないでしょうか? 例えば、12分59秒99の時にリードを開始した場合、「秒桁」が「59」をリードしている間に13分00秒00になり、「分桁」が「13」をリードし、結果13分59秒00となってしまう。

弊社マニュアル”8.9.2データの読み出し  2)連続読み出し”で時刻を取得して頂ければ、時刻の不整合は起こりません。
ただし、一回の読出し時間はCE=HI区間を0.95秒以内として下さい。

Qパワーオンリセットが起動する条件を教えてください。

アプリケーションマニュアル記載の電源投入条件をご確認ください。
尚以下の点にご注意ください。

  • ・VDD電圧を0Vから1.6Vまで10ms以内に起動してください。
  • ・中間電位から電源投入されたり、0Vからであっても、あまりスローに電圧上昇するとパワーオンリセットが動作しない場合が有ります。
  • ・また通常動作中でも、瞬停などの急峻な電圧変動が発生するとパワーオンリセットが起動する場合が有りますのでご配慮をお願いいたします。

Qアプリケーションマニュアルに、「電源投入後30ms経過後にアクセス可能になります。」との記載がありますが、FOUT端子も30ms後からクロック出力可能と考えて良いでしょうか?

マニュアル記載の「電源投入後30ms経過後にアクセス可能になります。」とは、電源投入後製品内部レジスタ値が安定するまでの時間です。FOUT端子から出力される32.768kHzの信号は、製品への電源投入後、発振開始時間:1sec(Typ).の経過後から出力を開始可能です。

Q配線パターン設計で注意する点はありますか?(対象:SAパッケージ)

アプリケーションマニュアルの取り扱い上の注意事項をご確認願います。
またSAタイプとSJタイプにつきまして、補足説明資料を合わせてご確認願います。