625MHzに周波数拡大した高周波・低位相ジッタSPXO
『SG2016EGN-HFR』『SG2016VGN-HFR』の量産開始
– 2.0 x 1.6 mm サイズにて、低位相ジッタ特性 15 fs Typ. を達成 –
概要
セイコーエプソン株式会社(以下 エプソン)は、基本波※1で低位相ジッタ※2を実現した差動出力※3水晶発振器(SPXO)の上限周波数を625 MHzに拡大した『SG2016EGN-HFR』『SG2016VGN-HFR』を開発、このたび量産を開始しました。
次世代データセンターにおいては、今後ますます増大するデータトラフィックに対応するため、光通信モジュールは800 Gbpsから1.6 Tbpsへ、さらなる高速・大容量へ移行することが見込まれております。また、光通信モジュールの小型化も進み、 基準クロックにも、さらなる高周波化・低ジッタ化・小型化が求められています。
本製品は、これまで上限周波数を500 MHzとしていましたが、HFF水晶振動子※4の更なる高周波化とHFF水晶振動子に最適化したエプソン独自ICの開発を行い、625 MHzまでの高周波と15 fs Typ.の低位相ジッタを実現しました。また、同特性のSG2520EGN, SG2520VGNに対して面積比64%と小型化し、次世代通信モジュールに対して最適な製品となっています。
※1 基本波:水晶振動子の振動モードのうち基本振動(1次)による振動。
※2 ジッタ:クロック周期の揺らぎのことで、画像の揺らぎやデータ転送でのビットエラーなどの原因になることがある。
※3 差動出力:互いに極性が反対の周波数信号を出力する方式。高い周波数の伝送が可能で、ノイズに強いなどの特長がある。
※4 HFF(High-Frequency Fundamental)水晶振動子:フォトリソ加工により、励振部のみを数ミクロンという極薄な構造(逆メサ構造)にすることで、強度を保ちながら高周波での基本波発振を可能にした水晶振動子。近傍の高調波成分を抑制することができるため、高速・大容量通信の安定に貢献する。
概仕様
型番 |
SG2016EGN-HFR | SG2016VGN-HFR |
出力形式 |
LV-PECL | LVDS |
出力周波数範囲 |
500 MHz to 625 MHz | |
電源電圧 |
2.5 V ± 5 %, 3.3 V ± 5 % |
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動作温度 |
-40 to +85 °C, -40 to +105 °C | |
周波数許容偏差 |
±50 x 10-6(経時変化10年を含む) |
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| 消費電流 | 60 mA Max. | 40 mA Max. |
位相ジッタ(12 kHz to 20 MHz) |
15 fs Typ., 40 fs Max. (出力周波数 625 MHz) |
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外形寸法 |
2.0 x 1.6 x 0.63 mm Typ. |
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アプリケーション
- ネットワーク機器 (ルーター、スイッチ、光モジュール等)
- データセンター
- FA機器、計測器
- 高速DA / ADコンバータ

