低位相ジッタVCXO VG3225/5032/7050EFN / VG3225/5032/7050VFN

- 3.2 x 2.5 サイズにて、上限周波数を500 MHzに拡大 –

概要

 5Gの商用サービスが、2020年からワールドワイドで本格的に提供開始されます。5Gは、4Gよりも高速・大容量・低遅延を実現したサービスであり、その通信信号に許容されるノイズレベルも小さくなります。そのため、5Gシステムに使用されるクロックには、高周波かつ低位相ジッタ性能が求められます。
 本製品は、差動出力LV-PECL/LVDS 出力で、HFF水晶振動子*1を内蔵した低位相ジッタVCXOです。基本波発振にて500 MHzまで対応した設計のため、高周波において低ノイズ・低位相ジッタ特性を持っており、お客様のニーズにお応えした製品となっております。

 *1 HFF (High-Frequency Fundamental) 水晶振動子:フォトリソ加工により、水晶チップの励振部のみを数ミクロンという極薄な構造(逆メサ構造)にすることで、チップの強度を保ちながら、高周波での基本波発振を可能にした振動子。

特長

電圧制御水晶発振器 (VCXO)
  - 周波数範囲 (fo):
    25 MHz to 500 MHz (VG3225EFN/VFN)
    25 MHz to 250 MHz (上記以外)
  - サイズ:
    3.2 x 2.5 / 5.0 x 3.2 / 7.0 x 5.0 mm
  - 出力:
    LV-PECL (VG3225/5032/7050EFN)
    LVDS (VG3225/5032/7050VFN)
  - 電源電圧:
    3.3 V Typ.
  - 動作温度範囲:
    -40 ℃ to +105 ℃
  - 位相ジッタ (fo = 122.88 MHz)::
    55 fs Typ. (LV-PECL)
    78 fs Typ. (LVDS)

アプリケーション