マイクロチップ社製 (旧アトメル社)製 ZigBee/IEEE802.15.4用 IC
“AVR RFシリーズ”をご検討のお客様へ
ZigBee, IEEE802.15.4 ワイヤレス通信を含む 『低消費電力RF』 技術をご検討のお客様に、電気回路要件情報とクロック発振方法についてご紹介いたします。
マイクロチップ社製 (旧アトメル社)製 AVR RFシリーズ をご検討中のお客様は以下をご覧ください。
発振回路設計時の確認事項
低消費電力RF技術を理解をするためには、一般的に次の要素が重要です。
- 素早い発振開始
- 適切な周波数調整
- 全温度範囲における 低 BER (ビット誤り率)
No. | 発振回路要件 | 2.4 GHz |
< AT振動子仕様.> | ||
1 | 素早い発振開始 *高い発振余裕度 *ハイパワー発振インバータ耐性 |
*低い ESR(R1) *高いドライブレベル |
2 | 適切な周波数調整 *内蔵周波数調整キャパシタ |
*適切な周波数調整感度 *低いパラメータバラツキ |
3 | 低いBER(ビット誤り率) *高い温度周波数特性 |
*高い周波数温度特性 |

MHz Crystal 等価回路 |
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素早い発振開始→ 低いESR (R1) , 高いC1 → 高いドライブレベル |
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適切な周波数調整→ 低いパラメータバラツキ(C0,C1,L1,ESR) |
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適切な周波数調整→ 適切な周波数調整感度 (CL,C0) |
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高い温度周波数特性→ 安定した fSTA |
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水晶振動子の選択ガイド
水晶振動子の選択の際には負荷容量(CL)値が大きな要素になります。
下の図のように低いCL(7.0 pF)では発振余裕度は良くなり電流値が低下しますが、周波数安定度*は低下します。
逆に高いCL(12.5 pF)では発振余裕度は低下しますが、発振回路に十分電流を与えると同時に周波数安定度*は向上します。
これらの特性を考慮して選択してください。
*周波数安定度:回路や回路素子等のバラツキに対する周波数変動

セイコーエプソンの水晶振動子ラインアップ
製品名 | サイズ [mm] | 主なアプリケーション例 | 製品 イメージ |
---|---|---|---|
FA-20H |
2.5 x 2.0 x 0.55 | 携帯電話、Bluetooth、W-LAN その他IMSバンド使用機器 |
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AVR RFシリーズに対応する水晶振動子
Worldwide | ATmega 256RFR2 ATmega 128RFA1 |
AT86RF233 AT86RF231 |
AT86RF212B AT86RF212 |
|||
US | Europe | Japan | Asia | |||
ZigBee IEEE802.15.4 |
2400 to 2483.5 MHz | 700/800/900 MHz | ||||
Recommendable Clock Devices |
FA-20H (16 MHz, CL = 9 pF) |
注意事項
本記載内容は、お客様に適正部品の選択をして頂くための設計参照情報です。ICメーカー様よりご提供頂いたセットのみでの評価結果となっており、ICおよび周辺部品のバラツキ等の影響は考慮されておりません。弊社では本記載内容を保証いたしかねますので、ご了承ください。また、発振回路の特性は配線パターン等の影響により変化いたしますので、お客様の基板上でご評価頂き、発振回路の定数をご決定頂きますよう、お願い申し上げます。
※ZigBee は Koninklijke Philips Electronics N.V. の登録商標です。
AVR RF シリーズ の発振回路構成と水晶振動子の選択

Pin number of XTAL1/XTAL2
XTAL1 | XTAL2 | |
---|---|---|
ATmega256RFR2 | 57 | 56 |
ATmega128RFA1 | 57 | 56 |
AT86RF23x, 212/212B | 26 | 25 |
Internal trimming capacitors of AVR RF chips (Default)
Ctrim (XTAL_TRIM) | 0 [pF] |
IC 製品名称 | 水晶振動子 製品名称 |
周波数 [Hz] |
CL *1 [pF] |
f_tol [ppm] |
製品型番 *2 | 外付け部品 *3 | 外形寸法 WxDxH [mm] |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Cg [pF] |
Cd [pF] |
|||||||
ATmega256RFR2 | FA-20H | 16M | 9.0 | 10 | Q24FA20H00352** | 12 | 12 | 2.5 x 2.0 x 0.55 |
ATmega128RFA1 | ||||||||
AT86RF233 | 20 | Q24FA20H00053** | 12 | 12 | ||||
AT86RF231 | ||||||||
AT86RF212B | ||||||||
AT86RF212 |
注意事項
*1. 負荷容量:Load Capacitance
*2. 製品型番の下2桁は梱包仕様です。(00:標準梱包)詳細については、 こちらでご確認ください。
*3. 本記載内容は、お客様に適正部品の選択をして頂くための設計参照情報です。ICメーカー様よりご提供頂いたセットのみでの評価結果となっており、ICおよび周辺部品のバラツキ等の影響は考慮されておりません。弊社では本記載内容を保証いたしかねますので、ご了承ください。
また、発振回路の特性は配線パターン等の影響により変化いたしますので、お客様の基板上でご評価頂き、発振回路の定数をご決定頂きますよう、お願い申し上げます。