ルネサス エレクトロニクス株式会社製
“RL78/G1Dモジュール(RY7011)” をご検討のお客様へ

ルネサス エレクトロニクス株式会社製RL78/G1Dモジュール(RY7011)に対応する水晶振動子をご案内
ご検討中のお客様は以下をご覧ください。

発振回路設計時の確認事項

水晶発振回路の設計においては、次の3つの特性について確認が必要です。

(1) 励振レベル(ドライブレベル)
(2) 発振余裕度、負性抵抗値
(3) 負荷容量 / 発振回路定数の目安

水晶振動子の選択ガイド

水晶振動子の選択の際には負荷容量(CL)値が大きな要素になります。
下の図のように低いCL(7.0 pF)では発振余裕度は良くなり電流値が低下しますが、周波数安定度*は低下します。
逆に高いCL(12.5 pF)では発振余裕度は低下しますが、発振回路に十分電流を与えると同時に周波数安定度*は向上します。
これらの特性を考慮して選択してください。
*周波数安定度:回路や回路素子等のバラツキに対する周波数変動

セイコーエプソンの水晶振動子ラインアップ

製品名 サイズ[mm] 主なアプリケーション例 製品イメージ
FC-12M 2.05 x 1.2 x 0.6 DSC、民生機器、省電力無線機器、血圧計、
血糖値計、セキュリティシステム
FC-12M

RL78/G1Dモジュール(RY7011) の発振回路構成と水晶振動子の選択

Epson水晶振動子 外付け部品 *3
製品名 公称周波数範囲
[Hz]
CL *1
[pF]
製品型番 *2 Cg [pF]
(27側:P123/XT1)
Cd [pF]
(26側:P124/XT2/EXCLKS)
FC-12M 32.768k 7 X1A000061000600** 10 12

注意事項

*1. 負荷容量:Load Capacitance
*2. 製品型番の下2桁は梱包仕様です。(00:標準梱包)詳細については、こちらでご確認ください。
*3. 本記載内容は、お客様に適正部品の選択をして頂くための設計参照情報です。ICメーカー様よりご提供頂いたセットのみでの評価結果となっており、ICおよび周辺部品のバラツキ等の影響は考慮されておりません。弊社では本記載内容を保証いたしかねますので、ご了承ください。
また、発振回路の特性は配線パターン等の影響により変化いたしますので、お客様の基板上でご評価頂き、発振回路の定数をご決定頂きますよう、お願い申し上げます。

基板設計時の注意

信号および水晶振動子、コンデンサ、抵抗の配置

・水晶振動子、コンデンサ、抵抗は、なるべくIC の近くに配置してください。
・配線はなるべく短くし、他の信号線と交差させないでください。

For 32 kHz Crystal unit