概要

 データ伝送の高レート化に伴い、I/Oシリアルインターフェイスとして採用されるPCI-Express(PCIe)の高速化が進み、PCI-Express(PCIe) Gen5は実用化がスタート、Gen6は策定済み、Gen7はCY25までに策定の見通しとなっています。 それとともに、リファレンスクロックに対するジッタ要求が厳しくなり、低ジッタ特性の発振器需要がますます増大することが見込まれます。
 本製品は、当社従来品 『SG2016*GN/*HNシリーズ』 『SG2520*GN/*HNシリーズ』 の特長である「低ジッタ特性」を保有しながら、PCI-Express(PCIe)のリファレンスクロックに適したHCSL出力に対応した製品で、PCI-Express(PCIe) Gen5, 6ジッタ仕様に準拠しております。 また、PCI-Express(PCIe)リファレンス周波数の 100 MHzを含む25 MHz ～ 500 MHzの周波数に対応し、小型・低ジッタが要求されるアプリに広くご使用いただけます。

特長

  - サイズ:
    2.0 x 1.6 x 0.63 mm Typ.（SG2016H*N)
    2.5 x 2.0 x 0.74 mm Typ.（SG2520H*N)
  - 周波数範囲 (fo):
    25 MHz to 500 MHz
  - 出力:
    HCSL
  - 電源電圧 (VCC):
    2.5 V / 3.3 V Typ.
  - 周波数許容偏差 (f_tol):
    ±20 & ±25 x 10^-6 (-40 ℃ to +105 ℃)（SG2016HGN / SG2520HGN)
    ±20 x 10^-6 (-40 ℃ to +105 ℃)（SG2016HHN / SG2520HHN)
  - 位相ジッタ (tPJ):
    60 fs Typ., 90 fs Max. (fo = 100 MHz, オフセット周波数: 12 kHz to 20 MHz)
  - PCI-Express(PCIe) jitter limits:
    0.1 ps Max. (for Gen5), 0.06 ps Max. (for Gen6)

アプリケーション

  - PCI-Express(PCIe) Gen5,6を採用する通信機器
    (SSD, ネットワークカード等)